承認欲求とは?なぜ強くなるのかその理由と原因6選!自己評価が低い人は要注意。

4-image1

「承認欲求」という言葉を聞いたことはありますか?人や社会から認められたいという感情を承認欲求と言い、心理学的には、食欲などと同じように、人の根本的な欲求とされています。

ですが、この欲求が強すぎて、度を越してしまうと、周りの人から厄介者扱いされてしまう可能性があります。自分を出しすぎて周りにも自分にもいい影響を与えません。物が溢れ、安全で豊かな日本だからこそ、お金や物質的にではなく、自身を評価してほしいという欲求が強くなるのかもしれませんね。

では、承認欲求について詳しい特徴や原因、対処法等を見てみましょう。

スポンサーリンク

承認欲求とは?

4-image2
photo by Seth Capitulo

認められたいという感情

「マズローの欲求段階説」の4番目に位置し、他者から認められたい、尊敬されたい、そう思う感情が「承認欲求」です。




マズローの承認欲求について

アメリカの心理学者、マズローはモチベーション理論という論文にて、「欲求段階説」を発表しています。それは、人は5つの欲求に動かされていて、第一段階の欲求が満たされると第二段階の欲求へ進むという理論です。

1 生理的欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)

2 安全の欲求(安全安心な場所で眠りたい、生活したいなど)

3 社会的欲求(集団に属したり、仲間になりたいなど)

4 承認欲求(他者から認められたい、褒められたい)

5 自己実現欲求(自分の能力を使って創造的な活動を成し遂げたいなど)

現在も、この理論はビジネスや教育の場で用いられることがあります。それぞれの欲求に合ったビジネスや教育を展開しましょうというものです。今もこの理論に人気があるのは、わかりやすくシンプルだからという理由が挙げられます。承認欲求とは、この第四欲求のことを指しています。

誰から認められたい?

承認欲求とは、よく観察すれば様々な行動の動機づけになることが多くあります。両親に認められたいために子供は努力し、クラスの仲間から認められたいためにクラスの中でもがんばれるのです。誰に承認を求めているのか、それは個人個人、人によって異なりますが、たいてい自分の周りの人から認められたいと考えています。

つまり、自分の置かれている環境や立場によって、承認欲求の相手は変化するということになります。

アピールし続ける承認欲求

承認欲求が満たされずに強くなると、アピールを続けます。ブランド物をさりげなく自慢したり、知り合いに有名人がいることを事あるごとに言ってみたり、自身の過去の栄光話を延々したりします。

これは、承認されたいがために、自分以外で権威のあるものの力に頼り、自分にもその力があるのだと認められたいという感情に起因しています。自分には力がある、特別な存在だと確認するための心理による行動です。

不幸自慢というアピールについても、やはり特別な存在であるというアピールの一つの現れといってよいでしょう。

こじらせると面倒な承認欲求

承認欲求は、「欲求」の一つですので、満たされずにどんどん強くなってしまうと、欲求不満に陥り、精神的にダメージを受けることもありますので、こじらせると危険が生じる可能性があります。

「この人、承認欲求が強いな」と感じる人が周りにいたり、自分が承認欲求が強いのかも、と疑いがある人は、「承認欲求」について理解するためにも、特徴と原因を知っておくとよいでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

承認欲求が強い人の特徴とは?

4-image4

自信がなく、自己評価が低い

自信のある人は、承認欲求が強くなることはほとんどありません。自己評価が高いために、精神的に満足できてしまうので、他人からの承認が必要ないというワケです。自己評価が低く、自信がない人こそ、承認欲求が強くなる傾向にありますので、注意が必要です。




自己愛が強い、自己中心的である

承認欲求の根源にあるものは、自己愛ですが、これはすべての人が持っている感情です。しかし、自己愛が強すぎると、いつも自分が主人公ですので、中心に立って、ライトを浴びていたいという欲求が強くなります。「私を見て、評価して」という感情が強くなり、周りの人の気持ちを考えずに行動してしまいがちになります。

寂しがり屋

承認欲求が強い場合、他人との関わりの中での自分の存在価値を確認するようになります。つまり、いつも誰かと一緒にいなければ不安になり、一人でいることが苦痛で、孤独を恐れてしまうのです。基本的に一人で行動ができないタイプの人は、承認欲求が強い人といえるでしょう。

目立ちたがり屋

「自分は他人とは違う」という特別視をしてほしいアピールが強いために、人から注目を浴びるような行動をして常に目立とうとします。注目をされると、更にエスカレートさせる傾向がありますので、突拍子もないことをしてみたり、他人の迷惑を考えずに目立ちたい一心で行動することがありますので、十分に注意が必要です。

相手の話を聞かず、自己主張が激しい

承認欲求の強い人の特徴的な行動として、なんでも欲しがるという印象があります。とにかく自分のことばかり話し続け、主張がはげしく、同意を得られないと気分を害するパターンです。

相手が話している途中でも、平気で割り込もうとします。これは、自分が満たされていないために、発言や行動がすべて自分都合になってしまうために、自己主張が激しい人という印象になってしまうのです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

承認欲求が強くなる理由と原因6つ

4-image3

褒められた経験が少ないから

その人の人生において、褒められた経験が極端に少ないと、「どうしても認められたい」という感情が強くなってしまいます。

自分の存在を認めてほしい、こんなにがんばっているのに、という寂しさが根底にあり、承認欲求が解消されない限り、そのストレスを受け続けます。特に、両親や家族から褒められた経験が少ない人に、大人になって屈折した欲求となって表に現れてきます。




否定され続けたから

褒められた経験が少ないと似ていますが、自分のすることなすことを、常に否定され続けた人、あるいは、いじめによって、存在そのものを否定され続けた人は、承認欲求が強く現れます。「自分のことをわかってほしい、愛してほしい」と切望してきた結果、ある日承認欲求が爆発してしまう、というケースもあります。

大きな挫折を味わった経験があるから

子供の頃から抱いてきた夢や目標に向かって努力してきたけれど、努力が報われなかった、あるいは大きな挫折を味わってしまったという経験も原因になることがあります。

プライドが高い人に多く見られる承認欲求で、「できるはずだったのに」という気持ちを持ち続けることによって、もっと認められていいはずだと納得できていない感情が承認欲求を強くさせる結果になるのです。

親に愛されなかったと感じているから

両親からあまり褒められることなく、むしろ否定的に言われて育った人は、特に承認欲求が強くなります。一番身近な両親から頑張ったことを認められず、結果のみで自分という価値を評価されてしまうために欲求不満が溜まってしまい、認められたいという感情が強くなってしまうのです。

一番承認をされたい相手から満たされることがなく、愛情も感じられずに育ったことで、大人になってもその心が満たされ、癒されることはなく、必要以上に承認欲求という気持ちが強まることが大きな原因です。

いつも他人と比べているから

周りと比べて自分は勝っている、頭がいいなどという常に比較してしまうのは、他人と比較することによって、自分は存在価値があると確認したい心理によるものです。

いつも他人と比べることで、安全な位置にいると思いたい気持ちが承認欲求の強さを増す結果になります。人と比べるのではなく、自分を基準に物事を考えることを意識する必要があります。

今も過去の栄光にしがみついているから

過去に一回でも他人から賞賛された経験があり、いつまでもその栄光にしがみついていることが原因で、承認欲求が強まることがあります。

自分は実はすごい人間なのだと、本来の自分はこんなものではない、などという自己顕示欲が強くなり、「もっと認めてくれてもいいのに、わかってほしい、わからせたい」という気持ちに陥り、結果承認欲求が強くなってしまいます。

承認欲求の強い人にどう対応すればいいの?

4-image6

頑張ったら素直に褒めてあげましょう

承認欲求が強い人には、求め続ける理由が存在します。小さい時にあまりかまってもらっていなかったり、否定されて育ってきたという原因がありますので、努力をしたら報われるということを伝えてあげることが大切です。まずはがんばったことを認めて、褒めてあげるようにするとよいでしょう。

他人からすれば、そんなことできて当たり前と思うようなことでも、その人にとっては苦手な作業かもしれません。まずはできたことを素直に褒めて、承認欲求が強い人に自信を持たせてあげることが重要になります。

承認欲求が強いと感じたら

4-image5

自己評価が低い人は注意しましょう

特徴や原因を理解した上で、自分が自己評価の低いタイプだと感じたら、自分の中にしっかりとした評価基準があるかどうか考えてみましょう。

テレビやドラマで「承認欲求」とは不自由だという表現がされることがありますが、承認欲求そのものは生活にとって必要な、当たり前の欲求です。承認欲求に踊らされずにモチベーションをあげる手段としてうまく付き合えるようにしましょう。

まとめ

承認欲求について深く掘り下げてみましたが、いかがでしたでしょうか。承認欲求そのものは人にあって当然の欲求ですので、悪いことでは決してありません。ただし、強すぎる場合は、社会生活に支障をきたすこともあります。

特徴や原因、対処法を知ることによって、自分の周りに承認欲求が強い人がいたら味方になってあげて、ご自身でもしかしたら承認欲求が強いかも、と感じるようであれば今一度立ち止まって、周りを見渡して一息ついてみるようにしましょう。

まずはコミュニティの中に、彼らの、あるいはご自身の居場所を、きちんと作り出すことが大切です。

続きを読む

Related - 関連する記事 -

Ad
Ad

Ranking - ランキング -

Category - カテゴリ -