おせち料理に込められた意味11選!歴史や魅力も知って正月の話題に。今どきおせちも

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テーブルに並ぶおせち料理を見ると、一気にお正月気分になり、ワクワクしますよね。おせちの料理には全て意味があることをご存じでしたか?一つ一つに家族や大切な人の幸せを願う思いが込められているのです。

今回はおせちの歴史や魅力、それぞれの料理の意味と今どきのおせちをご紹介します。お正月の話題にしてみて下さい。

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お正月の話題作りにぴったり◎おせち料理の歴史や魅力

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おせちの歴史

おせちの歴史は大変古く、平安時代の宮中行事が始まりとされています。中国から伝わったこの文化は、暦上節目の日に不老長寿を願い、神様にお供え物をする節会(せちえ)という儀式として日本に定着しました。この節会で食べる食事を御節句(おせちく)といい、これがおせちの語源となりました。

正月のおせち料理が、庶民の間で広まったのは、江戸時代です。江戸時代になると、江戸幕府により、正月は公的な祝日となり、公式行事となりました。この辺りから徐々に庶民の間でも正月はおめでたい日として、おせち料理をいただく風習が定着されてきたのです。

食文化の発達とともにおせちも変化してきました。おせち料理の種類が増えるとともに、一つ一つの料理に願いが込められるようになり、縁起かつぎの料理として親しまれるようになりました。

また、おせちには色々な意味が含まれています。主婦が炊事から解放できるように、正月に火を使って火の神様を怒らせないように、台所を休ませるなどの意味があり、大みそかに三が日分の食事をまとめて作るというのが風習となっています。

幸福が重なるという意味で、おせち料理が重箱に詰められるになったのはずっと後で、江戸時代末期頃です。重箱は箱を重ねることで、蓋代わりになるので保存容器に向いているとして使われるようになりました。

おせちの種類

おせち料理は、日本のあらゆる地域で親しまれていますが、おせちの中身は地域によって異なります。昔のお正月は、雪などの影響で流通がストップすることが多く、比較的簡単に仕入れる事ができる地元の食材を使うことが多かったのです。ただし、日持ちする食材を使用することは共通しています。

おせち料理は、今では三段重が一般的となっていますが、正式には四段重です。上から一の重、二の重、三の重、与の重となっており、それぞれの重箱に詰める料理は決まっています。与の重に数字の四が使われないのは、四は死を連想させるため、縁起が良くないからです。

一の重には、「祝い肴」や「口取り」を詰めていきます。「祝い肴」とは、関東では黒豆・数の子・ごまめ、関西では、黒豆またはごまめ・数の子・たたきごぼうの3種をいいます。「口取り」とは、かまぼこ、栗きんとん、伊達巻、昆布巻、寄せ物などをいいます。

二の重には、「焼き物」を詰めます。「焼き物」とは、鯛や鰤、海老などの縁起物の焼き物をいいます。三の重には、「酢の物」を詰めます。酢の物とは、紅白なます、れんこんの酢の物などをいいます。与の重には、「煮物」を詰めます。「煮物」には、筑前煮やたたきごぼう、里芋の煮物などをいいます。

おせちの魅力

おせち料理には様々な願いが込められており、とてもめでたい料理ですが、縁起をかつぐだけでなく、日持ち、栄養バランス、一家団らんができるという魅力がある優れものなのです。おせちに日持ちするものが多いのは、数日間かけて食べるからですが、保存料が入っていない家庭料理でもきちんと保存食としての役割を果たしています。

保存が効く理由は、おせち料理には砂糖や塩や酢が多く使われているからです。砂糖や塩には腐敗を防ぐ働きがあり、料理を傷みにくくします。確かにおせち料理には、酢の物や甘い物が多いですよね。昔の人の知恵が今も活かされているのです。

また、おせちは栄養バランスがとても良いです。黒豆の大豆や、伊達巻とかまぼこの魚のすり身はタンパク質が多く含まれています。栗きんとんのさつまいもやたたきごぼうは、食物繊維が豊富です。田作りのかたくち鰯や、昆布巻の昆布はカルシウムが多く含まれています。

おせちは一家団らんの場を作るきっかけを提供してくれます。おせちの準備は何日もの料理を作るため、とても大変なので、お買い物や仕込みなどを家族で協力して行います。また女の子は伝統料理をお母さんやおばあさんに教えてもらう良い機会になります。

普段炊事に追われる主婦もお正月は、一緒に席に付くことができるので、おせちを囲んで家族団らんを楽しむことができるのです。 また家族の幸せの想いが込められた料理をいただくことで、家族の深い愛情を感じることができます。

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なるほど納得。おせち料理に込められた意味11選!

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黒豆

黒豆は、黒色は魔よけの色とされています。また「まめ」という言葉はもともと丈夫さや健康という意味なので、健康で元気に働くという無病息災の願いが込められています。

数の子

数の子はニシンの子で、二親(にしん)から多くの子が生まれるようにと子孫繁栄を祈る思いが込められています。

紅白かまぼこ

かまぼこは、日の丸をイメージしており、紅はめでたさ、白は神聖を意味します。

伊達巻

伊達巻は、巻物に似ていることから、学問の向上や教養を持つことの願いが込められています。伊達巻の伊達とはお洒落や華やかさを意味しています。

栗きんとん

栗きんとんは、色が黄色であることから、黄金をイメージして、豊かな財宝、財産を、または勝負運の願いが込められています。

煮しめ

煮しめは、根菜をメインに色々な野菜を一緒に煮ていて、家族が仲良く過ごすという意味があります。この中の野菜にも一つ一つ願いが込められています。

里芋は、たくさんの子芋が付くために、子宝の願いがあります。くわいは、大きな芽が出るので、芽が出るということで出世を意味しています。また、椎茸の笠の部分を陣笠にたとえて、家族が元気であることの願いが込められています。

たけのこは、成長が早いことから子供達の成長を意味しています。れんこんは、穴がたくさんあいていることから、未来の見通しができるようにという願いがあります。

昆布巻

昆布巻は、よろこぶという言葉にかけて、不老長寿と一家の幸せを願う縁起物とされていて、また「子生(こぶ)」という漢字から子孫繁栄の願いも込められています。
縁起物の昆布でニシンを巻くことで、二親の不老長寿も願う大変めでたい食べ物になります。

紅白なます

紅白の色がおめでたい水引を表していて、平和の願いが込められています。

えび

何度も脱皮を繰り返す海老は、出世や長生きを表す縁起物です。また、海老のめでたい赤色、長いひげや曲がった背から長寿の願いを意味しています。

たたきごぼう

ごぼうは地に根を張り、細く長く伸びるので、家の家族や仕事が、地に根を張り安泰という願いが込められています。五万米と書いて「ごまめ」と呼ぶこともあります。

田作り

田作りは、田畑に片口鰯を肥料として撒くと豊作になったことから、五穀豊穣を意味しています。

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アレンジおせちも勢力を広げている?おせちの昔の特徴と今どきのおせち

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おせちの昔の特徴

おせちは、一年で一番特別な日とされているお正月に、豊かな食べ物を感謝するため神様へお供えをして、家族で幸せを願う食べ物として、日本中で親しまれてきた文化です。

ひと昔前の三が日は、どこのお店も休業しているため、人々は初詣以外特に出かけることもなく、家族でゆっくり過ごしました。忙しいお母さんや、仕事で忙しいお父さん、普段はあまり会話ができない子供達もお正月は家族や親族で集まってゆっくりと話すことができたのです。

また、年に一度のおせちの料理はとても豪華で、普段あまり口にする事がない砂糖を多く使った料理や、海の幸や山の幸をふんだんに使用しており、家族皆がお正月のおせちを楽しみにしていたものです。

今どきおせちの特徴

最近では、おせちを家ではあまり作らず、デパートなどで購入する人が増えています。また、三が日にお買い物をしたいというお客が意外といる事が分かったお店側は、「初売り」として元旦や2日からお店を営業するところが増えてきました。

お店で働く人たちは三が日を家族で過ごすことができず、お正月を家族全員で過ごすというスタイルがだんだん難しくなってきました。また、核家族や一人暮らしの人も多く、お正月は家族そろっておせちを囲んで一家団らんをする伝統文化は薄れつつあります。

食文化の発達に伴うおせちの変化も大きく、保存技術の向上で生ものや珍味、中華や洋食などが多く重箱に詰められています。市販のおせちは売れることが目的なので、とにかく美味しい商品を考えます。そうなると昔ながらのおせちの料理だけではなく、流行りの味や人気の食材を取り入れることが必要になってきます。

今どきのおせちのトレンドは、一度に料理を見ることができる大型一段重、SNSにアップできるような写真映えするおせち、子供が喜びそうなキャラクターおせち、スイーツおせちなどのユニークなおせちが人気です。

昔も今も変わらないおせち

おせちの文化や味が変わりつつあっても、お正月におせちをいただくという風習は未だに根強く残っています。昔のおせちの重箱は三~四段の重箱で、大人数で食べるものでしたが、今では一人暮らしの方でもいただけるようなミニサイズのおせちや、お年寄りでも安心して食べることができる塩分や砂糖控えめの健康志向のおせちが販売されています。

お店側も工夫して、お正月はおせちをいただく文化を残そうとしているのです。おせちは、料理一つ一つに願いや意味が込められているのが特徴ですが、新しい食材を取り入れる際に、お店側はその料理を重箱に詰める意味をきちんと考えてくれています。
現代のお正月は、デパートやレジャー施設、交通機関も営業している所が多く、家族がそれぞれ出かけてしまい、ばらばらになりつつあります。しかしおせちを囲んで一家団らんを楽しんでいる家族はまだ存在し、おせちが一家団らんを作ってくれているところは今も昔も変わりません。

まとめ

おせちの歴史や料理に込められた意味をご紹介しました。いかがでしたか?おせちは、食文化やライフスタイルの変化により大きく変わりつつありますが、今でもお正月の風物詩として日本人に親しまれています。今度のお正月は、家族で食卓に並んだおせちについて語りながら過ごすのはどうでしょう。

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