ワークライフバランスの事例3選!IT企業の熱心な取り組みと定着のポイント4つとは?

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皆さんはワークライフバランスという言葉を耳にしたことはありますか?近年女性の社会進出などに伴い、男性は家庭の事を顧みず仕事に集中していればいいという文化は変わりつつあります。

育児や介護など、専業主婦1人の力では全ての事をこなすというのは難しいですよね。共働きの家庭なら尚更、仕事と家庭の両立・バランスというのは非常に重要な問題です。

被雇用者に限らず、企業側にも仕事と生活のバランスを考えた取り組みをする必要があります。まずは、実際の企業が行っているワークライフバランスの取り組みをご紹介していきます。

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実際の取り組みから学ぶ、ワークライフバランスの事例3選!

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1.マニュアルを作成して業務を効率化した第一生命保険株式会社

第一生命保険株式会社では、作業の効率化を図る為にマニュアルの見直しから取り組みました。まず、人員の減少から複数の部署をまとめ、社員が複数の業務を兼任するような必要が出てきたことが背景としてあります。

今までは1つの部署で専属的に業務を行うことができていた為、専門的な業務に専念できていたわけですが、今までにやった事のない業務が急に増えた際、マニュアルを参考にする機会が多くなりました。

しかし、そもそもこのマニュアルが専門的な知識や経験を持った人を対象とした物であった為、初心者の人が見ても使いにくく非効率的でした。

未経験の社員でも業務に携われるよう、まず未経験の社員が業務を教わりながら、実際に自分が分かりやすいマニュアルを作成していきました。それを仮のマニュアルとして保存し、別の未経験の社員が、その仮マニュアルを基に業務を行い、分かりにくい箇所などを訂正・加筆する事で、誰でも分かるマニュアルを完成させたのです。

誰でも業務がスムーズにできるという環境を作る事で、作業の効率化や分担化が可能になり、結果として社員の負担が減る事に繋がりました。

2.ライフサイクルに合わせた制度を取り入れた三井住友海上火災保険株式会社

独身、既婚、子供がいたり介護が必要な親がいたりと、人によって家庭の為に必要な時間やライフサイクルは様々です。三井住友海上火災保険株式会社では、そんなライフサイクルに合わせた制度を取り入れました。

男性が配偶者の出産前後に育児休暇を取得できる制度や、勤務時間を選べたりフレックスタイム勤務を導入した事で、家族の事情によって勤務状況を柔軟に変化させる事が可能になりました。

また、育児休業中の社員も自宅から社内ネットワークにアクセス可能とし、休業中でも職場とコミュニケーションを取りやすく、復帰しやすい体制は、社員・会社双方にメリットのあることではないでしょうか。

3.男性が育児休業を取得しやすい環境作りをした旭化成株式会社

女性の育児休暇は広く認知され、利用される方も多くなってきていますが、男性が育児休暇を取るというのはまだまだ取り入れられていません。

旭化成株式会社では、まずアンケートを行い、男性社員が男性に対する育児休暇をどう捉えているのかを調べました。

問題点としては、配偶者が育児休暇を取得するか、専業主婦なら男性の育児休暇は必要ないと思われてしまう、育児休暇を取ることにより収入が減少する、職場で特別視され、周囲の理解を得れるか心配、との意見がありました。

問題の解決策として、配偶者が専業主婦でも取得を可能とする、最初の5日間の休暇を有給とする、2回まで休業中の分割取得を可能とする、5日以内の短期休業であれば口頭での事前申告で取得可能、と制度を導入。

気軽に休暇が取れ、収入の保障にも繋がるため、以前よりも男性が積極的に育児休暇を取得できるようになりました。

出産・育児の大変な時期に女性が1人で過ごさないといけないのはかなり心細いですよね。男性側としても心配な気持ちで仕事をしていても集中できないはずです。会社の利益等にこだわらず、社員の心情にまで配慮してくれるこのような企業がもっと増えればいいですよね。

もちろん休暇の取得のみに留まらず、日々の仕事を効率良く、負担が少なくなるようにするというのもワークライフバランスにとって大事な要素です。

仕事が終わらなくて帰れない分の仕事が遅いから残ってサービス残業をするのは当たり前、と思ってしまいがちではありませんか。早く帰りたいと思っていても、同僚や上司がいつまでも残業していれば自分だけ帰るわけにもいかないということもありますよね。

特に労働時間が長く、残業が慢性化しつつあると言われているIT企業が取り組んでいるワークライフバランスの為のポイントを紹介していきます。

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ワークライフバランスを定着させる為のIT企業の取り組み4つのポイント

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1.ノー残業デーを決め、定時になると通電OFFに

最近では毎週水曜日、金曜日はノー残業デーと決めている企業も多くあるのではないでしょうか。しかし、水曜日、金曜日だからといってその日は仕事が少なくなるわけではありませんし、お客さんや取引先もそんな企業の事情に合わせてはいられません。

「早く帰りましょう」と言われても、仕事が山積みであれば帰りたくても帰れません。

ノー残業デーを定着させる為に効果的なのは「定時になると強制的に消灯、オフライン」にする事です。もちろんはじめは業務に支障が出たりする事も考えられますが、徐々に定着し、限られた時間の中でいかに業務を終えるかを考えていく事になります。

IT企業の業務は時間にとらわれず、いつでも行える事が多いのはメリットでありますが、逆に、「いつでもできる」とダラダラと時間を過ごしてしまう場合もあります。時間を決める事で効率的に業務を行え、スケジュールを決めて行動する事の意識付けにもなるのです。

2.テレワーク

テレワーク又はテレコミューティングと呼ばれるのは、情報通信機器等を活用し、時間や場所の制約を受けずに柔軟に働く事ができる形態の事です。

その中にもいつくか種類があり、企業に雇用された人が在宅で勤務する形態、フリーライター等の自営型、非雇用型、モバイルワークと呼ばれる、毎日オフィスに出勤することはせずに営業先を回り、ノートパソコンなどで作業をする形態等に分類されます。

メリットとしては場所に縛られずにどこでも仕事ができるということですね。通勤が不要である為、都心部での渋滞や車の排気ガスによる大気汚染の問題などの社会問題の解決手段として期待されている事でもあります。

また、地方に在宅しながらでも都心部の企業業務に参加できるという点では、不足しがちな人員を確保する上でも重要なポイントになってきます。

3.PCのログオン・オフ時間を記録して出勤時間を把握する

IT企業の多くはフレックスタイム制を導入していたりする為、実際の労働時間をきっちり把握し辛い事もあります。ノルマさえ達成できていれば細かい事は気にされず、逆に社員としてはノルマを達成する為に時間を惜しまずに業務に励んでしまう場合もあります。

PCのログオン・オフ時間を管理者が把握できるシステムを使えば、実際に社員が業務を行った時間を把握する事ができる為、過剰な業務時間を使っている場合、作業の効率化等を指導をするきっかけにもなります。

4.社用PCの貸し出し

これは会社にあるPCやデータを社員に貸し出し、在宅で業務ができるようにしたものです。企業や業務の内容により、可能なのは部分的であったりする場合もありますが、社員が交代でPCを借りて在宅で仕事ができる日を少しでも持つ事ができれば、負担は軽くなるはずです。

通勤の為の往復の時間を考えるとかなりの時間になりますし、毎日満員電車に揺られて会社まで行くことを思うと、少しでも在宅で仕事ができるというのはかなりありがたいのではないでしょうか。

ワークライフバランスが重要という言葉をよく聞きますし、実際に取り組みを行っている企業も増えてきているのですが、まだまだ従来の考え方から抜け出せていない事も多くあります。

会社側の意思とは関係なく、社員が個人でワークライフバランスをうたい、勝手な行動をっている場合もありますよね。今度は周りが迷惑する、勘違いワークライフバランスを紹介していきます。

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勘違いして使われるワークライフバランス

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仕事があるのに残業せずに帰る

会社からは「なるべく残業せずに帰りましょう」「サービス残業は無くしましょう」と言われていても、仕事が残っていたり、トラブルで時間が延びてしまう場合もありますよね。

大事なのは、ちゃんと残業の申請を出し、今後きっちりと定時で仕事を終われるように考えて行くことですが、頑張っている人を横目に「定時なので帰ります」と自分だけ帰っていく人もいるのです。

仕事があるのに何故途中で放棄して帰るのか尋ねると、「ワークライフバランスが大切ですから」と言われるわけです。ワークライフバランスというのは文字通り、仕事と私生活のバランスを良くしましょうという意味です。仕事を無責任に放置して私生活を優先させましょうという事ではありません。

なるべく効率良く、定時内で仕事を終えるように会社全体で努力する必要があります。どうしてもその日は定時で帰らなければいけないのであれば、前もって周りの人に伝えておきましょう。

多忙な時期にも周りの事を考えず有給をとる

有給休暇は会社の規定に認められている範囲であれば、申し出ていつでも使う事ができるはずです。しかしそれは常識の範囲内で行う必要があるのではないでしょうか。

繁忙期に入ったり、他の社員が長期休暇をとっている時に有給をたくさん使うとなると、周りの人はかなり大変な思いをします。休みを取りやすい時期を選んだり、周りの人にちゃんと相談してから有給休暇を取りましょう。

定時で帰るが家に仕事を持って帰っている

「残業せずに帰りましょう」と言われているからといって、形だけは退勤をし、家で仕事をする人もいますよね。直接的には誰も迷惑しているわけではないのですが、本来のワークライフバランスという観点からは少しずれた行動と言えます。

会社からは、定時で帰ってるしノルマも達成している為、現在の業務量で妥当だと判断されてしまい、他の人もそれだけ出来て当たり前と解釈されてしまいます。

時間を有効に使い、業務の効率化をする必要もありますが、どうしても終わらない仕事はきちんと申請して、会社全体として業務の見直しを考えてもらう必要があるかもしれません。

まとめ

世界的に見ると日本人は仕事が好き、残って仕事をする時間が多いと言われています。確かにやらなければいけないことを残して帰ってしまう人より、残ってでもきっちり仕事をする人の方が評価されやすいという風潮はまだまだ残っていると思います。

しかし本来大切なのは、長時間仕事をする事よりも、大きな成果をあげること。時間が短くても成果をあげられるよう考えていく事が大切になってきますね。

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