モラハラの意味とは?家庭・職場・夫婦間などで起こるモラハラを徹底解説

    あなたは、モラハラ(モラルハラスメント)の意味を正しく理解していますか?実は、モラハラについて明確に認識していないために、無意識のうちに被害者や加害者になっているケースもあるのです。

    そこで今回は、改めてモラハラの基本的な意味を確認し、その種類や起こりうる状況を解説します。家庭内や職場、友人関係など、さまざまな環境において発生するモラハラについて理解を深めましょう。

    モラハラとは?基本的な意味と定義を解説

    まずは、モラハラの基本的な意味について確認します。さらに、モラハラの特徴や種類についても紹介しますので、併せてチェックしてみてくださいね。

    モラハラとは何か

    「モラハラ(モラルハラスメント)」とは、モラルによる精神的な暴力や言葉、態度による嫌がらせのことです。モラル(道徳)という点がポイントなので、傷などの外傷による肉体的な暴力とは異なります。

    具体的には、「無視をする」「暴言を吐く」「睨みつける」など、大人のいじめのような内容で、日常的に繰り返されていきます。

    モラハラの種類や特徴

    パワハラ(パワーハラスメント)は職場環境でのみ起こるのに対し、モラハラはあらゆる環境で発生します。

    モラハラが発生する関係性は、職場の上司と部下、学校の教師と生徒、親と子のように、社会的な立場における上下関係が明確なケースだけではありません。友達や同僚、カップルなど、本来は対等な関係の中でも発生します。

    また、加害者側が悪意をもたず、無自覚のまま相手に精神的な苦痛を与えている場合が多いのも特徴です。

    家庭で起こるモラハラとは

    ではさっそく、それぞれのモラハラについて詳しくみていきましょう。まずは家庭内の親子間におけるモラハラです。

    家庭内モラハラの内容

    親と子という、明確に強者と弱者の関係ができている中でおこなわれるモラハラは、人格や存在否定が大きいとて言われいます。「おまえは本当にダメな奴」「おまえは頭が悪いから無理」などと、上から目線で否定をされます。

    さらに、ほかの兄弟や姉妹と比較されるケースもあります。「おまえと違い〇〇は上手だねぇ」「お兄ちゃんはできたのに、何でできないの?」などと、明らかな差別をするのです。

    そのため、子どもはどんどん自信をなくしていき、自己肯定感を持てずに日々を過ごすことになるでしょう。

    家庭内モラハラの特徴

    親子間におけるモラハラは、親から子への”愛情”や“しつけ”と混同されやすい面があります。親にしてみると「子どものために怒っている」という言い分があり、子ども側も「自分が悪いから仕方がない……」と思うケースが多いでしょう。

    そのため、幼い頃からそのような環境で過ごす親子にとって、両者が長年モラハラに気が付かない点が大きな特徴です。

    家庭内モラハラの対処法

    子ども自身が、「自分はモラハラを受けている」ということを認識することが大切です。問題は自分側ではなく、親にあることを自覚するのです。家庭内での問題は、身近な兄弟や親戚に話しても伝わらず、むしろ誤解を招いてしまうケースもあるかもしれません。

    地域の相談窓口や心理カウンセラーなどの専門家に相談し、解決の道を探していく形がベストでしょう。

    職場・会社で起こるモラハラとは

    職場環境においても、モラハラは発生します。パワハラとは異なり、上下関係がない対等な関係でも起こり得るため、同僚はもちろん、部下から上司へのモラハラもあるでしょう。

    職場内モラハラの内容

    上司や同僚からの無視に始まり、「必要な情報がまわってこない」「必要な会議に参加させてもらえない」など、業務に大きな影響が出てしまうような悪質なケースもあります。

    さらに、「明らかに無理な仕事量を押し付けられる」というものから、「仕事がまったく与えられない」といった内容まで、実にさまざまです。

    職場内モラハラの特徴

    仕事上で何かミスをしてしまった際、そのミスに対して必要以上に暴言を吐かれるケースは多いでしょう。この場合、仕事を依頼している側が上の立場となり「自分はむしろ被害者だ」という言い分を持っているのが非常に厄介です。

    また、正義感が強いタイプの人もモラハラの対象になります。権力をもつ同僚や上司に対して反論したことがきっかけで、無視や仲間外れをされるケースもあるでしょう。

    職場内モラハラの対処法

    職場でモラハラを受けているなら、社内にある通報窓口などへ相談することから始めましょう。職場環境にもよりますが、中には外部の専門家によるカウンセリングをおこなっているところもあります。

    職場内での相談が難しい場合は、地域や国の相談窓口など、社外の通報窓口を利用するのもおすすめです。会社組織の中には、従業員が安心して働ける環境をつくる義務(職場環境配慮義務)というものが定められています。

    その際、モラハラを受けたことがわかる録音データやメールなどの証拠があると、解決への近道となるでしょう。

    夫婦間で起こるモラハラとは

    近年、夫婦間でのモラハラは社会問題として大きく取り上げられています。モラハラ夫という言葉は耳にしますが、妻から夫へのモラハラも増えているのが現状です。さっそくその内容を見ていきましょう。

    夫婦間モラハラの内容

    夫から妻へのモラハラの場合、夫が金銭的な力をもっているケースが多いと言われています。それにより自分が家庭内の主導権を握るため、相手に対して暴言を吐き、相手を否定するような発言を繰り返すのです。

    また、家事はすべて妻の仕事と考えるため、家の中で気に入らないことがあれば、声を荒げて責めることも!自分のルールを押し付けるような傾向もあります。

    逆に妻から夫への場合は、文句や嫌味を言い続け、夫に対して人格を否定するような発言をするでしょう。この場合は逆に、妻が家庭のお金を管理しており、夫の自由を奪っているケースが多いと言えます。

    夫婦間モラハラの特徴

    本来であれば対等な立場である夫婦間において、モラハラをする側の人間のせいで、支配者と被支配者の図式が生まれてしまうのが特徴です。

    そのような図式が生まれると、すべてはモラハラをする側が指導権を握る形になるでしょう。また、激しい束縛によって相手をコントロールしようとするのも、夫婦間モラハラの特徴かもしれません。

    また、親子間のモラハラと同様に、モラハラをする側は「相手のためを思っている」という意識も強いでしょう。

    夫婦間モラハラの対処法

    一度モラハラが発生すると、元の関係に戻るのはなかなか大変です。しかし、黙って相手の言いなりになると、モラハラはさらにエスカレートしていきます。まずは、モラハラの発言や態度に対して反論し、抵抗する姿を見せることが大切です。

    それでも改善がみられなければ、周囲の力を借りるのがおすすめです。両親や兄弟姉妹、身近な信頼できる人に話し、必要に応じて外部機関を利用するとよいでしょう。

    彼氏・彼女の間でも起こるモラハラとは

    彼氏と彼女というカップルの間でも、モラハラは発生します。お互いに恋愛感情を持ちながら付き合っているにもかかわらず、なぜモラハラが起こるのでしょうか?

    カップル間モラハラの内容

    第一印象が良く、人当たりも良いので周囲の評価も高いモラハラ彼氏や彼女。しかし2人きりになると、急に感情的になり些細なことで怒る場合が多いでしょう。

    自分の思いのままに彼氏や彼女をコントロールし、自然と支配者・被支配者の関係を作っていきます。また、少しでも反抗すると「わかってよ、こんなにも愛しているのに……」と甘えるような態度を見せることもあります。

    カップル間モラハラの特徴

    彼氏や彼女からのモラハラでは、愛情との線引きが難しい点が特徴です。また、お互いの中だけで決まっているルールなどもあり、第三者が入り込めないのも問題になっています。

    そのため、モラハラをしている側はもちろん、されている側も被害者意識をもてず、精神的な苦痛を感じながらも我慢してしまう傾向があります。

    カップル間モラハラの対処法

    モラハラ発言や態度など、嫌だと感じたことは相手に伝えましょう。はっきりと伝えることで、モラハラを自覚して反省するケースもあります。しかし、モラハラを指摘したことに対して反論するケースもあるでしょう。

    その場合は、別れる決断をすることも必要です。相手にとっては愛情から出る言葉や態度のつもりかもしれませんが、それでストレスを感じている時点で一緒にいる意味はありません。

    別れを告げたことにより、相手に変化がみられた場合は、再び友達からスタートして様子を見てもよいでしょう。

    学校で起こる友達や教師からのモラハラ

    学校という環境の中でも、モラハラは起こっています。教師が生徒に対して行うモラハラのほか、対等な立場であるはずの友達間でのモラハラもあります。さっそく具体的にみていきましょう。

    学校内や友達同士でのモラハラの内容

    教師が生徒に対して起こすモラハラは、圧倒的な立場の違いを利用した“弱いものいじめ”です。昔に比べると、学校側に対して厳しい目が向けられることもありますが、未だに生徒へのひどい対応をする教師がいるのも事実です。

    友達同士のモラハラは、いじめとの差別化をすることで、より悪質な行動とも言えるでしょう。親しい友人関係を築きながら裏で悪口を言うケースに加え、親切を装いながら嫌味な態度を取るケースもあります。

    学校内や友達同士でのモラハラの特徴

    1日の多くの時間を集団で過ごす場所である学校。そのため、モラハラをされる側は精神的な苦痛を強く受け、ストレスによって精神状態が急速に悪化すること恐れもあります。

    教師からのモラハラの場合は、自分の成績やその先の将来にまで影響する場合もあります。そのため、なかなか声を上げられずに我慢する道を選んでしまう人も多いかもしれません。

    友達同士の場合も、さらに大きなトラブルや本格的ないじめに発展することを恐れ、耐えてしまうケースもあるでしょう。

    学校内や友達同士でのモラハラの対処法

    教師からのモラハラは、学校側はもちろん、教育委員会などの相談窓口を利用するのがベストです。また、国の運営する公共機関である法テラス相談など、必要に応じて弁護士の力を借りることも検討しましょう。

    友達同士のモラハラについては、無関心や無反応で対応するのもひとつの方法です。相手が何を言ってきても動じない態度でいれば、自然にモラハラがなくなる場合もあるでしょう。

    また、親や教師、ほかの友達の声を聞いてみるのもおすすめです。実は、同じようなことで悩む友達が存在し、力を合わせて解決の道が開けるかもしれませんよ。

    まとめ

    いかがでしたか?今回はモラハラの基本的な内容に加え、さまざまなモラハラの特徴などを紹介しました。

    家庭、職場、学校など、色々な環境の中で発生する可能性があるモラハラ。まずはモラハラの加害者も被害者も、それを自覚することが重要です。大きな問題に発展する前に、身近な信頼できる人や専門家の力を借りて、解決の道を見つけましょう。

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