“腐女子”とは二次元での男性同士の恋愛が大好きな女性を指す言葉です。BL（ボーイズラブ）とも呼ばれて他人には話せない趣味として長い間定着していましたが、最近はオープンに話す人もいて、腐女子の意味を履き違えている人はいませんか？

腐女子とただのオタクの線引きが曖昧になってきて「私って腐女子なのかな？」と疑問を持つ人も増えてきていますが、一方腐女子の存在を誰でも知ることになると、勘違いした男性から「腐女子？きもっ」と思われるんじゃないかと心配になったりもしますよね。

自分が腐女子なのか、男性との恋愛なんて出来ないんじゃないかと心配しているあなたに、腐女子の特徴と簡単な診断方法をお教えします。

腐女子とは

腐女子と言えばボーイズラブ（BL）

腐女子という言葉は知っていても、ボーイズラブといわれると「何それ？」と思われる人もいるんじゃないでしょうか。Twitterなどで、BLと略されている事だと聞くとピンとくる人もいますね。「男性同士の恋愛」のことです。

腐女子であるには、まずこのボーイズラブに寛容……いや、むしろボーイズラブが三度のご飯より好物です。本当にありがとうございます。という趣味を持つことが大前提です。

「やおい」の意味とは

「やおい」はボーイズラブを題材にした漫画や小説の俗称です。ひと昔前はボーイズラブという呼び方よりも、「やおい」がメジャーな時代もありました。

元々は「ヤマなし・オチなし・イミなし」が省略されてできた言葉で、これは「ストーリー性のない創作物」を意味する言葉でした。

同人誌界隈から広がった言葉であり、使われ方は様々で明確な定義は存在していません。男性同士の純愛物語が「やおい」と呼ばれることもありますし、前提なしにいきなり男性同士の絡みが始まる作品を「やおい」と呼ぶこともあります。

腐女子はBL好きな女性を指す言葉？

ただ、気をつけなければいけないのは、ボーイズラブは３次元の（実在する）人物同士をカップリング（カップルにするという意味のオタク用語）することが好きな人もいます。でも、この人は腐女子とはちょっと違います。

腐女子はあくまでも２次元であるコミックスや小説の中に登場する男性同士の絡みを妄想してぽわ～んとしてしまう女性を指す言葉なのです。ボーイズラブが好きなんですと言うとすぐ腐女子というレッテルを貼られてしまいますが、実は腐女子とBL好きは一線を引かれる存在なのです。

何よりも現実の男性が好きなBL好き女子とあくまでも二次元にこだわる腐女子では意見が合わないことも多々あるのです。腐女子には「現実の男性の絡みなんてきもい！そんな感覚わからない」と思う人も多いのです。

でも、中には両方OKという人もいて、ますます腐女子の線引きが難しくなっているのが現状です。

腐男子も存在する

腐男子は読んで字のごとく、腐女子の男性バージョンを指し示す名称です。男性が男性同士の恋愛ものに興味を抱くということはつまり同性愛者ということ？と考える人も珍しくありませんが、ボーイズラブが好きでも恋愛対象は女性だという男性もたくさんいます。

腐女子や腐男子にとってボーイズラブはいわばファンタジーの世界です。現実の恋愛観は関係なく、ただボーイズラブが好きという理由で愛好している男性がほとんどです。

中には同性愛者やトランスジェンダーの人もいますが、腐男子の多くは自分自身の性嗜好に関係なく、ボーイズラブを１つの作品ジャンルとして楽しんでいるようです。

腐女子とオタクは別物です

オタクといえば、特に二次創作に限らずとことん趣味に傾倒する人を指す言葉です。例えば、鉄道オタクなんていう言葉もありますね。

鉄道のような二次創作とは全く関係ない人にも使われる言葉なんです。歴史オタク、ゲームオタク、アイドルオタク……二次創作が全く関係ない事の方がオタクが多いのも特徴です。

腐女子は二次創作の中の男性同士の恋愛を妄想して楽しむ人のこと。まず、オタクは知識がアイデンティティです。どれだけ好きな物について知識があるのかというのがオタクのステイタスですから、妄想の世界の住人である腐女子はオタクとは一番遠い存在とも言えます。

とは言え、元となる作品について知識がなければ自分の妄想もはかどりませんから、アニメ、マンガ、小説オタクという言い方は出来そうですね。

• BL好きの中に腐女子は含まれる。
• オタクの中に腐女子は含まれる。
• BL好き=腐女子ではない
• オタク=腐女子ではない

このポイントを忘れないでいてください。

腐女子になる理由は？

ボーイズラブに目覚めたのは、小学校高学年から中学生時代の思春期だったという腐女子が多いです。腐女子を自称する女性は現実の男性を苦手だと感じる人が多いのですが、特に何に抵抗があるのか聞いてみると、男性ならではの体毛やがさつな態度が苦手だという意見を多く聞きます。

思春期はちょうど恋愛にも興味が出てくる時期です。しかしその時期に男子と折り合いが悪かったり、あまり接点がない生活を送っていたりすると、現実の男性との恋愛が想像しづらくなります。そこで恋愛に対する好奇心を満たしてくれるのが恋愛漫画や小説です。

それなら男女の恋愛漫画で十分なのでは？と考える人もいると思いますが、思春期ならではの女性としての自信のなさを抱えている腐女子にとっては、自分とは到底仲良くならないようなかわいい女性主人公がイケメンといちゃいちゃしている姿を見ても、何も面白くありません。

しかしそれが男性同士の恋愛なら、余計な邪魔が入らず完全に妄想の中に浸ることができるのです。

腐女子の特徴15選！心理的特徴とは？

１．自分の趣味をごまかしたがる

腐女子の特徴として、自分の趣味が周りの人から引かれるということを知っているということがあります。腐女子とは二次元の男性をカップリングして楽しむただのオタクと思われている人がいたら、それは大間違いです。

腐女子は周りの人からドン引きされる暗い過去を持っているはずです。とってもナイーブな心を持った人が多いのです。ですから、二度と自分の趣味に対して何か言われたくないという気持ちが強いのです。

そして、自分がそのようにオープンにBL好きを強調することで、数少ない大事な腐女子仲間を失ってしまいます。ですから、合コンなどで「趣味は？」と聞かれた時には絶対に趣味を曖昧にごまかす傾向があります。

２．地味めな服装であることが多い

最近はすっかり腐女子同士の集まりもオープンになり、身ぎれいにしている人もいますが、腐女子の基本の服装は「目立たない」ことです。どうしても自分を隠したい、隠れたいという気持ちが働くのでしょうか。

３．マンガ・小説が大好き

腐女子には何といってもマンガや小説が必要です。このどちらか（または両方）が好きであることは腐女子の大前提のひとつとなります。腐女子であるための必須アイテムであると言っても過言ではありません。

しかし、最近は本家よりも先に同人誌で存在を知るという事も多いので、企業の出版物でないマンガや小説も含まれる事になります。

４．コミケの常連

腐女子は自分の妄想の世界を膨らませ楽しむのが好きな人たちです。基本は自分の妄想の世界で遊びますが、自分と同じ趣味の人がいれば妄想のおかずとしてそれらを手にしたくなる人も多いのです。

そんな妄想が集まっているコミケには必ずと言ってよいほど足を運びます。

５．自分の妄想を形にしたがる

妄想は自分の頭の中でだけしか存在しないものですね。それではちょっとさみしい……ということで、絵に書いたり造形をしたりと、形にするようになる人もいます。

このように形になったものがコミケで並ぶというわけです。ここまで来たらどこに出しても恥ずかしくない立派な腐女子です。

６．リアルな恋愛が苦手

妄想の中では様々な恋愛を描ける腐女子ですが、リアルな恋愛には興味がなかったり苦手だったりするという人が多いです。

恋愛ならではの相手との駆け引きや心理戦を楽しんだり、男性と気持ちや時間を共有することに興味があまりなく、二次元ならではの美しい男性を理想と考えてしまうと実在の男性を魅力的に思えなくなり、恋愛から足が遠のいてしまうようです。

オンとオフの切り替えがうまくできない不器用な腐女子ほど、男性との交際経験がない人が多くなっています。

７．早口でしゃべる

腐女子だけでなくオタク全般に言えることですが、興味のある分野に関して話す時にやたらと早口になるという特徴があります。

普段物静かに見えても腐女子の頭の中はボーイズラブに関する考察や妄想でいっぱいです。それを外に発信していい機会が来ると、情報量がとても多いので自然と早口になってしまうのです。

８．男女間の恋愛に関して潔癖

腐女子の妄想の中での男性同士の恋愛は、年の差恋愛も出会ってすぐのベッドインもどろどろの三角関係も何でもありですが、男女間の恋愛に関しては潔癖ともいえるような考え方を持っています。

男女間の恋愛は腐女子にとって生々しさがあり、時に汚さを感じさせるもの。特に浮気や不倫のような関係には嫌悪感を隠しきれなくなってしまいます。

９．自分と仲のいい女性以外は苦手

狭く深い人間関係を好む腐女子はたとえ同性でも、自分と相容れない考え方を持つ人を避けがちです。特に男ウケを狙うモテ女子には嫉妬と軽蔑が入り混じった複雑な感情を抱いていることが多々あります。

同じジャンルが好きな腐女子同士でも、好きなカップリングが違うと仲良くできないという場合もあり、こだわりが強く自分なりの美学が完成している腐女子ほど、そういう傾向があるようです。

10．自分の外見よりも同人誌にお金をかけたい

腐女子を本格的に楽しむためにはとにかくお金がかかります。同人誌は個人で印刷から装丁までを業者に依頼して作るため、１冊の値段も決して安い物ではありません。

同人誌を購入する費用に加え、イベント会場までの交通費やグッズを購入する費用、商業誌を購入する費用を足していくと、かなりの金額になります。

腐女子にとって優先してお金をかけたいのはボーイズラブに関する物ですから、洋服やアクセサリーなどは二の次になってしまいます。しかし今はプチプラでもかわいい服がたくさん売っているので、お金をあまりかけずにおしゃれを楽しんでいる腐女子もたくさんいます。

11．狭く深い人間関係を好む

腐女子の人間関係はとても狭くてディープです。自分と趣味嗜好の合う人としか腹を割って話すことができないので、自然と仲良くなる人の人数が少なくなっていきます。

趣味が合わなくても表面上仲良くすることはありますが、本人も広く浅い人付き合いにはあまり興味がなく、自分の気持ちをわかってくれる人とだけ仲良くできればそれでいいと考えています。

12．男性的なファッションが好き

普段は女性らしい格好をしている腐女子でも、密かに男装願望を持っている人は少なくありません。

もともと中性的な男性が好きで憧れを抱きがちなので、自分自身も男性的なファッションに身を包みたいという願望を抱えていて、それを実践している腐女子も多くいます。また女性らしいものは自分に似合わないという思い込みから、男性のような恰好をしている人もいます。

自分の外見に自信がある腐女子はフェミニンなファッションを着こなしていることもありますが、フリルやスカートに抵抗を感じる腐女子が少なくありません。

13．他人の目を気にしない

ボーイズラブ作品は表紙があからさまにボーイズラブであることを主張している物が多く、また書店での売り場もBLコーナーとしてまとめられていることがほとんどです。一般的な感覚なら、男性がHな本を買う時と同じようにこそこそ買いたくなるような雰囲気があります。

しかし熟練の腐女子となると、他人の目など気にせず堂々とボーイズラブ作品を物色し、表紙を表にしてレジに出すことができます。ただ公共の場で他人の目を気にせず妄想話を大声で繰り広げる腐女子は、同じ腐女子仲間からも敬遠されます。

14．少女マンガより少年マンガが好き

少女マンガで読むことができる作品は、ほとんどが男女の恋愛ストーリーです。つまりそれは腐女子が興味を持てないジャンルなので、少女マンガよりも男の子や男性の登場人物が多い少年マンガを好む人が多いです。

特に某週刊少年雑誌に掲載されている作品は、多くの腐女子から熱い支持を得ています。購読層が男子と腐女子に２分されているのではないかと思えるほど、同人誌界でもメジャーな作品が多く掲載されています。

15．インスタよりもツイッター派

今やSNSの２大巨塔であるインスタとツイッターですが、腐女子が利用するのは圧倒的にツイッターが多くなっています。

インスタことインスタグラムはインスタ映えという言葉がある通り、かわいさやきれいさが視覚的に伝わってくる写真を載せることが前提となっているSNSです。

某人気女優がインスタを始めない理由を聞かれた際に「きらきらした生活を送っていないから」と述べたように、リアルが充実していないと満喫できないSNSとも言えるのです。

その点ツイッターはリアルの生活は関係なく、思い付いた言葉をそのまま投稿することができるSNSです。自分の妄想を気を使わず好きなだけ呟くことができるツイッターは、腐女子に打ってつけのSNSであるともいえるのです。

腐女子セルフチェック！あなたはいくつ当てはまる？

１．コミックマーケットを知っている

さて、それではここからは「自分が腐女子なんじゃないか」と思っている人へ向けてのセルフチェックになります。当てはまるものが多いほど腐女子としての素質があり、腐女子に近い存在、または腐女子になっている人かも知れません。

まず最初は、コミックマーケットの存在を知っているということです。近年はテレビでも中継されたりして一般的にも存在を知られていますが、それでもまだまだ一般に知られていない同人販売のイベントはあります。

あなたはそのようなイベントの存在を知っている、または、調べて足を運んだりしていますか？

２．同人誌を知っている

最近は普通の書店でも同人誌を扱っている場所がありますね。もしかしたら普通の書籍と勘違いして手に取っているかもしれません。同人誌は作者オリジナルのキャラクターが登場するものは少なく、ほとんどが二次創作……本家のリスペクト作品です。

中にはしっかり男性同士が愛し合っているストーリーもあります。このような書籍の存在を知っている、すでに持っているという人は腐女子の可能性が高いと言えるでしょう。

３．アンソロジーという言葉を知っている

同人誌のような本家リスペクト作品には、アンソロジーという名前がつけられ販売されているものもあります。同人誌との違いは、同人誌はあくまでも個人やサークルで作られる個人出版の書物。

アンソロジーとは企業が企画して、一人、または多数の同人作家さんの手によって本家リスペクトの作品を集められた書籍です。やはり、中には腐女子が喜ぶような男性同士の恋愛の話が含まれる物もあります。このアンソロジーの存在を知っている、または持っていますか？

４．現実の男性にはあまり興味がない

夢中なものがある時は、周りにはあまり興味が持てないものですよね。腐女子の人の中にも、しっかりと現実の恋愛をして結婚する人もいますがそれでも恋愛、結婚が遅めになってしまう事が多いようです。

あなたは現実の男性は好きですか？気になったりしますか？

５．スタイルの良い男性が大好き

創作の世界の男性は、みんな８頭身も９頭身もあって、頭が小さく手足が長いスタイルの良い人ばかりです。そんな素敵な人ばかりを見ているのですから、どうしても腐女子に限らず女性のオタクはスタイルの良い男性に惹かれやすい傾向にあります。

６．歴史好きである

これは、絶対にというわけではありませんが、歴史をモチーフにした作品は男性がたくさん出てくる事が多いです。男性がたくさん出てくるのですから、自分の好みのカップリングし放題です。

例えば、数年前に大ブームになり、今でも人気の高いオンラインゲーム「刀剣乱舞」が良い例ですね。あの作品は現実の歴史ではありませんが刀剣を男体化（人以外の物を男性の姿に置き換えて妄想するという意味のオタク用語）して女性から大人気になりました。

この他もう少し前ですと「ヘタリア」なども国の擬人化ものとして人気が高い作品です。男性の姿をした国も多く、やはり腐女子のおいしいおかずとなっています。また歴女と言う言葉も出たくらい女性のオタクは歴史への興味が高くなってきています。

最近歴史に興味が出てきた、または知らぬ間に歴史に詳しくなっていませんか？

７．他人の趣味に寛容になれない

腐女子もオタクの一つの種類です。オタクとは自分の妄想や知識に絶対的な自信を持っています。そのくらい情熱を傾けて趣味に打ち込んでいる人たちです。

ですから、自分と合わない趣味を持った人に寛容になれないという性格の人も少なくありません。他人が自分の趣味ではないカップリングを熱心に勧めてくるのにイラッとしたことはありませんか？

腐女子にオススメな人気BL漫画

恋する暴君/高永ひなこ

「恋する暴君」は単行本第１巻が2005年に発売された作品ですが、いまだに根強いファンが存在している名作です。

主人公の森永哲博の片思い相手は、大学院の先輩である巽宗一。しかし彼はホモ嫌いの暴君で、森永が相手にされるわけもなく５年も片思いを続けていたのですが、いい加減諦めようとしていた時にひょんなことから事件が起こります。

受けである巽先輩が森永の一途さにほだされていく様子と、暴君と呼ばれるぐらいのツンデレっぷりがたまらないと、年下攻め好きな腐女子から熱い支持を得ている作品です。

タイトル：恋する暴君
著者名：高永ひなこ
出版年：2005年（第１巻）
出版社：海王社

同級生/中村明日美子

「同級生」は繊細なタッチの描画とダークな世界観を得意とする中村明日美子先生が手掛けた、青春真っ只中を生きる男子高生同士の恋愛模様を描いた作品です。

金髪の長髪で制服を着崩してバンド活動に勤しむ草壁は、ある日合唱の練習中に同じクラスの眼鏡の優等生である佐条が口パクで歌っていることに気付きます。今まで口すら聞いたことのなかった相反するタイプの２人が、この出来事をきっかけに距離を縮めていくことになるのです。

れっきとしたボーイズラブ作品ではありますが、作品中に漂う雰囲気が終始爽やかで登場人物の心理描写が細やかなので、ボーイズラブ初心者の人にも読みやすい作品となっています。

続編となる「卒業生」や「空と原」、「O.B.」も併せておすすめです。

タイトル：同級生
著者名：中村明日美子
出版年：2008年
出版社：茜新社

テンカウント/宝井理人

「テンカウント」は数多くのBL人気ランキングで上位に名が挙がる、美しく色気を感じさせる絵と切なくも官能的なストーリーが人気を呼んでいるボーイズラブ作品です。

社長秘書の城谷は重度の不潔恐怖症でこれまで他人と距離を置きながら生きていましたが、ある事故をきっかけに臨床心理士の黒瀬陸と出会います。やがて黒瀬から城谷への個人的なカウンセリングが始まり、ただの他人同士だった２人の関係は変化を見せていきます。

クライマックスを迎えるまで、高揚感が抑えられないままに読み進めてしまう作品となっていますので、ある程度時間を確保できた時に読み始めることをおすすめします。

タイトル：テンカウント
著者名：宝井理人
出版年：2014年（第１巻）
出版社：新書館

まとめ

昔から言われている典型的な腐女子であれば、自分の趣味は絶対周りに語りません。これを腐女子用語で「住み分け」と言いますが、このように自分の中で趣味を語って良い場所と絶対に自分の趣味を語ってはいけない場所をしっかり住み分けているのです。

腐女子の特徴とセルフチェックをご紹介してきましたが、もし自分が腐女子の傾向にあるとわかっても決して日常生活で自分の趣味を暴露する事はしないでください。

腐女子のマナーとしてこれは大事なことです。こうすることで、昔から腐女子でも恋愛をして普通の男性と幸せなゴールインをしてきたのです。自分の妄想はあくまでも自分の中でだけ。あるいは同じ趣味を持つ仲間とだけこっそり共有する秘密の趣味です。

その大事な事を守れば、もしあなたが腐女子見習いであったとしても、決して男性から引かれることも相手にされないようなことも起こらないでしょう。