お互いの家庭を持ちながら恋愛関係を楽しむW不倫には、常人には理解しがたい恋愛感覚があります。W不倫カップルは口をそろえて「私たちは本気で愛し合っている」と言います。

とはいえ、周りから見れば不義の関係に他ならないのですが、当人たちはあくまで真面目に恋愛関係だと言い切るのです。お互い家庭があり、子供だっているかもしれません。それなのにどうして不倫の恋を求めるのでしょうか？

そこにはお互いの家庭を壊さずに愛し合える理由があるはずです。そこで、今回はW不倫の関係を長く続けているという当人たちに、家庭を壊さずに本気になれる理由を聞いてみました。

これから結婚を考えているという方や、W不倫の恋に溺れてみたいと言う方は、これらの経験談は大いに参考になると思います。

結婚生活に必要なのは恋愛関係ではない！？

甘い結婚生活を夢見ている方、まずはごめんなさい。結婚生活も長く、かつW不倫中のお2人に話を聞くと、思わず納得してしまうような恋愛感覚が見えてきました。

お互い恋愛関係でその情熱が燃え上がり結婚に至ったと言います。しかし結婚生活に待っていたのは、甘い生活ではなく現実でした。お互いの両親と深く接点を持ち、子供ができると子供中心の生活になってしまうなか、ある確信へとたどり着いてしまったのです。

「結婚と恋愛は違う」と。それは当たり前なことのようにも思えますが、2人の世界だけでは結婚生活は成り立たないことを知ったと言います。ご近所や学校関係者との付き合いもあり、自由に愛し合える場所は、どんどんと制限されてしまったそうです。

そこで2人の出した結論は「ただ純粋に本気で愛し合える関係でありたい」というものでした。そこで同じ感覚の持ち主を、出会い系サイトにて探したそうです。その感覚にマッチしたのがお2人でした。2人の関係はSEX以上の関係なのだそうです。

デートや旅行、SEXしないで会話をずっと楽しんでいる日もあると言います。そんなお２人に「結婚と恋愛の違い」についてズバリ聞いてみたところ、こんな答えが帰ってきました。お互いに今後も情熱的な病気が続く限り、愛し合うそうです。

セカンドパートナーを持つ人が増加している理由

癒してくれる人が欲しい

ずっと同じ配偶者と生活をしていると、相手に対する不満を抱え、「諦め」を覚えます。相談に乗ってほしいと思う出来事があっても、長年一緒に暮らしているがゆえに相手の性格を理解し、だからこそ言えないことや言っても無駄だと思うことが増えてきます。

セカンドパートナーという存在は、そうした状況を癒してくれる存在としてピッタリです。

相談を持ち掛けても第三者の目でアドバイスをくれたり、話がしたい時や一人でいたくないとき・配偶者とうまくいかないときなとに自分の気持ちを聞いてくれたりするなど、心のバランスや支えが欲しい時に寄り添ってくれる……そんな存在を求めることが、セカンドパートナーを持つ人が増えている理由の一つです。

恋愛を楽しみたい

結婚して家庭に入り、妻・母として過ごす日々。こんな毎日を退屈に感じ、恋愛を楽しみたいという理由でセカンドパートナーが重宝します。

恋をするといつまでも綺麗でいようと努力をするもの。女として見られたい・いつまでも魅力的でいたい人は、セカンドパートナーと恋愛をすることで、その願望をかなえようとします。

充実した毎日を過ごしたい

いつも同じ毎日を過ごしていると、退屈になることもあります。なんの張り合いもなく、家族のために働き、それが当たり前になると配偶者や家族から「ありがとう」と言われることもなくなってきます。

そんなとき、少し現実から離れた関係のセカンドパートナーがいれば、家族に感じる不満も小さなこととして処理することができます。

だって、そんな不満はセカンドパートナーと過ごすことで忘れることもできますから。

Ｗ不倫の実話から見る傾向とは？

W不倫の感覚

家に帰れば家族が待っているという切なさ、夫婦生活などにヤキモチを妬かないのか？という質問を投げたところこのような答えが返ってきました。

「ヤキモチは妬きません。合える時間を大切に、全力で愛し合っていますから」と。これは理解しがたい恋愛感覚ですよね。本気で愛し合っているなら嫉妬したり、ずっと一緒にいたいと考えたりするのが一般的な恋愛感覚です。

しかしこの2人の恋愛感覚は少し違います。会えない時間を悲しんだり、会えない時間に相手を想ったりはしないそうです。「会える時間を大切にする」がW不倫を長く続ける秘訣だと言います。結婚生活では、嫌な時でも顔を合わせなければいけません。

良い部分も悪い部分も受け入れるのが、究極の愛だと言う人もいるでしょう。しかしお互いに求める時にだけ、本気で愛し合える2人は、ある意味理に適った恋愛関係だと言えるのかもしれませんね。

関係はある意味ドライなのかも

2人で結婚して幸せになりたいなどとは思わないそうです。結婚とはまた違った世界で愛し合いたいと2人は言いました。両家族がこれを知ったらショックは大きいでしょう。

しかし、家庭は家庭で大切に想っているそうです。「家族として愛する気持ちと、恋人を愛する気持ちは少し違います」と言います。この恋愛感覚は、普通の結婚生活や恋愛を楽しんでいるカップルには理解しがたいものですね。

それはズルいのでは？と指摘してみたら……

「結婚も恋愛もなんて、ズルいのではないですか？」と指摘してみました。憤慨されるかと思いきや、お2人は笑って「ズルくていいじゃないですか、人には欲がありますから。一度しかない人生に後悔したくないんです」と応えました。

人は欲望を我慢して生きています。このような恋愛関係や欲望は、本来なら抑えるべきでしょう。しかし、人にはそれぞれの考え方があります。それは社会での人間関係も同じでしょう。抑えるべきことは抑えながら、ルールを守って生きています。

旦那や子どもに対する罪悪感は？

不倫とは、永遠の伴侶として誓った相手を裏切る行為です。そして子どももいるならばさらに裏切る相手は増えていきます。そのことに対する罪悪感はないのでしょうか？それをお2人に尋ねてみた所、いささかショッキングな答えが返ってきました。

なんとお2人とも口を揃えて「ありません」と答えたのです。「不埒な心で一晩不倫をしてしまった、という場合なら罪悪感があるかもしれません。ですが、私たちは結婚と恋愛は別という割り切りをハッキリとしています。バレなければ誰も傷付きませんから、私達も、家族も」。

確かに、バレなければ皆が幸せです。Ｗ不倫をしているお2人はいつまでも恋愛を楽しみ続けることができますし、本来のパートナーは何の疑いもなく家庭の幸福を感じてくれるのでしょう。

ですが筆者としては、その幸福はとても不安定な積み木の上に乗っている仮初めのものとして感じました。もしもバレてしまった時にお2人はどのようにパートナーに話すのでしょうか。

最悪の結果になってしまった時にはどうするつもり？

それをお2人に聞いてみたところ、少しの沈黙の後にこのような答えをいただきました。「素直に謝ると思います」。それは不倫をしていたことに対してでしょうか？

「いいえ、隠し通せなかったことに対してです。多分バレてしまった時には関係を修復なんてできないと思う。それを分かって不倫しているつもりです」。この思い切りのよさは少し意外でした。

ですがやはりお2人は、家族は家族として確かな愛情はお持ちのようです。だったら不倫をしなければいいのに……と思ってしまいそうですが、1人の人間として「人生の幸福とは何なのか」の定義が違うことも事実なのです。

もしも自分も同じようにＷ不倫されていたら……

こちらについても質問させていただいた所、お2人とも口を揃えて「許す」とのことでした。ですがそこから先のことまでは分からないようです。お互いＷ不倫を解消させて家庭に戻るのか？それも、本来のパートナーが「離婚を望むかどうか」によって変わってくるのでしょう。

あくまで今回のお2人は「離婚や再婚をするつもりではない」と言いますが、自分の伴侶がどのような動機でＷ不倫をするかによっては対処法や行動も変わっていきます。自分もＷ不倫をしていることをバラすかどうかは別の話のようです。

しかしＷ不倫をしたいと思う、そして実際に行動に移す気持ちは本人達が1番よく分かっていますので、その行為について特別責める気にはなれないとのこと。

全く悲しくないと言えばもちろん嘘になりますが……自分がその立場になってみないと実感できない本心も、あるのではないでしょうか。

W不倫の問題点

不倫のリスクは余りにも大きい……

このような関係は、もし発覚してしまえばお互いの家族を傷つけてしまいます。お互いの家族が深く傷ついたとしても「お互い後悔したくなかった、ズルくていいじゃないですか」なんて笑って言えるのか、やはり疑問に感じました。

家庭にも恋愛にも本気なのではなく、真正面から向き合っていない気もします。考え方は人それぞれということですね。それをあなたはどのように感じますか？

不倫が発覚した場合、離婚・慰謝料・職を失う・家族を失うという大きなリスクを背負うことになります。このようなリスクを知っていても求めるほど不倫には魅力があるのでしょうか。発覚したら最後、本人を含めたすべての人に大きなダメージを与えます。

多くのリスクを全て背負い込むのは不可能です。それを知ってしまった家族を背負うことも不可能でしょう。金銭面の問題だけでは済まされません。

不倫も家庭にも本気で向き合いたいのなら

不倫にも家庭にも本気で向き合いたいのなら、本気で不倫を隠し通すしかありません。W不倫なら尚更、相手にも隠し通す覚悟があるのか確認したほうが良いでしょう。

メールやLINEなどはもちろん、デートを楽しむ際にも誰かに見られないように徹底し、クレジットカードの請求やETCの利用にも気を付けなければなりません。そして空白の時間を怪しまれないように徹底するべきです。

決別する勇気も必要

旅行やデートを長時間楽しんでいる不倫カップルもいますが、頻繁に外出することが増えれば家族は疑念を抱きます。本気で不倫と家庭を両立させたいなら、家族に不安を抱かせないように徹底してください。

そしてW不倫の場合は、どちらかに発覚の危険がある場合、潔く別れを決意するべきです。ドミノのように並べられた信頼関係は、少しの振動でも立て続けに倒れてしまうような危うさを抱えています。倒れたら最後、元に戻すことはできません。

お互い家庭持ちのW不倫カップルがラブラブでいる方法

家庭・家族の話をしない

家庭や家族の話をすると、お互いにヤキモチを妬いていまったり、苦しさを感じたりすることがあります。W不倫だと分かっていても、わざわざそれを確認させるような話はしないこと。

いつまでも仲良くお付き合いをしたいと思うのであれば、無理にヤキモチを妬かせようと考え、駆け引きをすることもNGです。辛くなって関係を終わりにされる可能性もあります。

多くを求めすぎない

お互いに家庭があり、家族がいるのですから、普通の恋人同士のようなお付き合いをすることは難しいです。

もしもあなたが不倫相手にたくさんのことを求めたとしても、その願いを受け入れてもらえる可能性は低く、あなたが相手にたくさんのことを求められたとしても、それを最優先にしてあげることも難しいですよね。

お互いにこのことを理解し、思いやりを持って接することで関係を長く続けることができます。

お互いに配偶者がいることを忘れない

二人には配偶者がいることを忘れずに。夫や妻がいる相手とのお付き合いだと忘れないようにすれば、無理なお願いやわがままを我慢することができます。

そして、そのことをちゃんと理解して付き合うと、周りが見えなくなって一人だけ突っ走るようなこともできなくなります。

二人とも同じ状況・二人とも自由ではないことを理解し、お互いの家庭に波風を立てないようにしましょう。

家庭を大切にする

あなたが家庭を顧みずに不倫相手に夢中になってしまえば、不倫関係もあっという間にバレて不倫相手との別れがやってきます。そして、家族と不倫相手の両方を失ってしまうことも考えられるでしょう。

大切なものを全て失ってしまわないためにも、家庭を大切にすることを絶対に忘れないようにしましょう。

根掘り葉掘り聞かない

「どうして電話に出なかったの？」「誰と飲んでいたの？」「奥さんはどんな人？」「私のことはどのくらい好き？」「会えないときは思い出してくれている？」

男性に色々と聞くことは、場合によっては「めんどくさい女」という印象を与えてしまう可能性があります。

ただでさえリスクを伴う不倫。鬱陶しいと思われるようなことをしてしまうと、すぐに別れを告げられてしまうかもしれませんよ。

絶対に本気にはならない

今あなたたちがW不倫をしているのは、きっとお互いに「家庭」があったから。そうでなければ出会うこともなかったでしょう。

不倫相手にも家庭があり、あなたにも家庭がある状況を壊してしまうと、二人のバランスが取れなくなってしまう危険性が。

不倫相手にのめり込み、感情が抑えられなくなってしまうと、最終的に全てを壊し、自分や相手だけでなく周囲の人を不幸のどん底に陥れてしまうことも考えられます。

不倫相手を責めない

あなたたちは不自由な恋愛をしています。でも、この関係が始まったときからそれは暗黙の了解のはず。なかなか連絡が取れない状況も、自分を優先してくれないことも、お付き合いを始めたときからわかっていることです。

相手があなたのことを責め、不自由な恋愛を嘆いても、きっとどうすることもできないですよね。それはお互い様なのですから、気に入らないことがあっても責めずに理解し、良い関係を保つ努力をしましょう。

W不倫をバレないようにするコツ

連絡を取った履歴を残さない

特に女性は「女の勘」というものが働いて夫の怪しい行動を敏感に察知し、あっという間に浮気や不倫がバレてしまうことがあります。

これを防ぐためにも、連絡を取ったらすぐに履歴を消すことを約束しておきましょう。

電話を切るときは一言「すぐに着信履歴を消そうね」と声をかけ、文字で残る形でやり取りをした時は「すぐに削除してね」とメッセージを送りましょう。

やり取りが残っていないことを寂しいと感じるかもしれませんが、バレて関係を断つことの方がもっと寂しいはずです。

妻の顔・母の顔を一番大切にする

あなたは妻・母親です。家族が見ているあなたの顔は、まぎれもないその顔なのです。

不倫相手に見せる顔を一番に考えてしまうと、いつの間にかボロが出て自分がしていることがバレてしまう可能性があります。

「女」の顔は不倫相手の前でだけ見せること。これを肝に銘じてバレないように心がけましょう。

お互いの家庭には近づかない

相手の家庭や奥さんのことが気になっても、絶対に詮索しないでください。SNSを探し出してチェックすることや、家の近くに行って様子をうかがうのもNG。

先ほども言いましたが、女の勘は侮れません。それは女のあなたが一番よく理解できるはずです。自分の存在が相手の妻にわかるような行動は絶対にやめましょう。

W不倫カップルに聞いてみた！遊びと本気の違い

遊びの不倫とは

遊びの不倫は、まず体だけの関係を求めている為、SEXの必要がない場合は連絡しません。しかも簡単に「愛している」「結婚しよう」「別れたら一緒になろう」と口にします。不倫は言葉にも覚悟が必要だということを理解せずに上辺だけで付き合っているから、言葉も薄いのです。

本気の不倫とは

どうやったら長く続けられるかを、お互いに考えています。もちろん簡単に「結婚しよう」「一緒になろう」などとは言いません。お互いの立場を理解し深く愛し合っています。

出会いと別れは表裏一体

以上、不倫の遊びと本気の違いをW不倫カップルに聞いてみました。考え方は人それぞれですが、不倫の心得とも言える答えですので参考にしてみてください。

愛した瞬間から、別れも決意するのが本気の不倫です。どちらかの家庭が壊れてしまったら、長くは続かないことを知っています。

まとめ

W不倫を本気で楽しむカップルの恋愛感覚、いかがだったでしょうか？不倫反対派の皆さまには、理解しがたい内容でしょう。不倫にも愛し合うルールがあります。W不倫なら覚悟やリスクは二倍必要だということは、覚えておいてください。

どんなに愛し合ってもハッピーエンドは訪れないことも理解しておくべきです。これから不倫を楽しんでみたいという方は、このような心得をしっかりと理解してください。不倫は発覚すれば多くの人を傷つけ、自分も傷つきます。

できれば不倫に走る前に留まってほしいというのが、筆者の願いです。最後までご拝読いただきありがとうございます。