モラハラは治る?治らない?治らない人との違いは加害者側の自覚にアリ!

    相手の人格を否定したり無視をしたりと、意図的な精神的苦痛を与えるモラハラ。夫や家族、会社など身の回りにモラハラをする人がいる場合、出来るならば治してもらいたいと思うのは自然なことです。

    結局のところ、モラハラは治るのでしょうか?それとも、ずっと治らないものなのでしょうか?それらを知りたい人のために、様々な可能性を紹介しています。

    モラハラは治るのか治らないのか

    モラハラが治る可能性は限りなく低いです。しかし改善は難しいながらも、絶対に治らないと言い切れるものではありません。治りにくい理由と、治る可能性を紹介します。

    強い自己愛と認知のゆがみ

    モラハラをする人間を改善させることは、ハッキリ言って非常に難しいと言えます。原因は、強い自己愛や認知のゆがみなど。

    幼少期の家庭環境などが大きく影響しており、親から充分な承認や優しさ、愛情をもらえないまま大人になった場合に、モラハラと言う形でそれらを埋めようとしている可能性があるからです。

    加えて自己愛が強いため、「自分が常に正しい」「悪いことはみんな人のせい」という思考パターンになっていることも大きな原因の1つです。

    これまで常に、自分より弱い相手を虐げることで心のバランスを保ってきたため、それらを変えるということは彼らにとって、やはり容易なことではありません。

    本人の自覚と治す意志次第で改善も

    改善は難しいといえど、モラハラが治る可能性は決してゼロではありません。これまで自身のモラハラによってたくさんの人を傷つけてきたことを自覚し、どうにかしたいと思っている人。

    もしくは、モラハラが原因で数々の恋愛や人間関係、結婚などを壊してきた人。そのような人たちが、「今度こそ幸せになりたい」「これ以上、大切な人を傷つけないよう、自分が変わりたい」と強く決意して必死で努力した場合は、改善の可能性があると考えて良いでしょう。

    年齢による考え方の変化も

    昔は怖かった人の話題になった時「年を取ってからだいぶ丸くなったよね」という会話になった経験はありませんか?

    年齢を重ねた分だけ人生経験も増えます。その中でさまざまな人と出会い考え方も変わり、モラハラをしていた過去を悔い改めるケースもあります。

    中には、まるで別人のように人が変わって穏やかな性格になり、まわりに感謝の言葉を述べるようになったという人までいるほどです。

    モラハラが治る人と治らない人の違い

    モラハラが治らないタイプはどのような特徴があるのでしょうか?また、治るか治らないかの違いについて紹介していきます。

    聞く耳を持たない人は治りにくい

    最も改善の余地がないパターンが、本人に治す気がない場合です。この場合、いくらまわりが変わって欲しいと願ったところで、本人にはまったく届きません。

    モラハラ行為をすればまわりの人を操れる、自分の思い通りに人が動いてくれるなど、今の状態や自分の立場に何らかのメリットを感じていることが考えられます。

    この場合、わざわざ苦労してまで今の環境を変えようなどとは、とうてい思わないでしょう。

    自己肯定感の低さを改善しなければ治りにくい

    モラハラの加害者になりやすい人は、ほぼ例外なく自己肯定感が低いです。自分より弱い相手にしか強く振舞えないにもかかわらず「自分は強く、偉くてスゴイ人だ」と自身を過大評価しています。

    そのため、それらを否定されて現実を見せつけられるということは、本人にとって耐え難い屈辱となります。彼らにとってモラハラは、自分を保つ手段の1つ。

    その根本原因となる自己肯定感の低さを改善しない限り、モラハラをやめることは難しいと思われます。

    モラハラをしているという自覚がない人には指摘が必要

    本人にモラハラをしているという自覚がなく、かつ発言に悪気がないという人も中には存在します。空気を読む事が苦手で、相手の気持ちに対して無頓着な性格の人。

    それでいて幼児性の強さが加わると、自分の思ったことや不満や文句などを、心の中にとどめておけず言葉で発してしまいます。

    たとえそれが、相手に対して失礼な言葉であっても、傷つける言葉であってもです。本人はただ、「自分の気持ちを分かって欲しい」「自分の話を聞いて欲しい」という気持ちが強いだけだったりする場合もあります。

    そのようなタイプの人には子どもを諭すように「そんな言い方はよくない」「その言葉は相手が怒るし傷つくから改めるように」というストレートな指摘が必要になってきます。

    環境やまわりの人の影響次第で治る可能性も

    人間は誰しも、まわりの人の影響を少なからず受けます。それがプラスに働けば、モラハラ癖も改善する可能性も考えられます。

    例えば、本人のモラハラに影響を受けない人ばかりがまわりにたくさんいた場合。モラハラ加害者は、これまでの方法を使えなくなるため、多少なりとも戸惑うでしょう。

    そして、モラハラ以外の方法で本人が自信を持てるものを見つけた時、これまでのやり方が間違っていたことに気付くときがくるかもしれません。

    本人が自分の意志で「治したい」と思っている場合

    最も改善の可能性が高いのは、モラハラ加害者本人が自身の行為を自覚し、治したいという強い意志がある場合です。モラハラの背景には、幼少期からの心の闇や認知のゆがみ、愛情不足や自己肯定感の低さが大きく影響しています。

    それらを掘り下げて、自分自身と向き合わなければならないわけですから、本人にとっては大変な勇気と根気が必要です。そのため、本人のやる気とまわりの支えが、改善につながる大きな鍵となります。

    モラハラを治したい・治してほしい人がいる場合にすべきこと

    モラハラを改善するためには、モラハラをしている側がどうしていくべきなのでしょうか?また、周りはどうすればいいのか、知っておくとある程度の心構えがしやすくなります。この章では、8つの項目に分けて紹介しています。

    「治して欲しい」では抵抗を招くだけ

    まず、必死で相手を変えようとしないことです。モラハラをする人は特にですが、「そういうところを治して欲しい」と訴えるだけでは変わろうとしません。

    否定やダメ出しをされるほど牙をむいて抵抗するため、一旦は相手の言い分やありのままの姿を肯定することから始めましょう。

    ポイントとしては、治して欲しいところとその人の長所をセットで伝えること。「あなたのここが好きだから、もう少し優しくしゃべってくれると嬉しい」と言った言い方が効果的です。

    自身が行動を変える

    相手を変えようとするばかりで、自分自身が変わろうとしないのは良くありません。相手が変わらないとしたら、自分はどのように変わるか?

    そのことを考える方が賢明と言えるでしょう。相手が変わることを信じて待っていても、膨大な時間と精神力を無駄にするだけ。

    逆に自分が変われば、その変化に伴って相手も自らの言動を変えざるを得なくなります。まずは自分の行動を1つでもいいので、少しずつ変えてみましょう。

    モラハラを黙って受け入れていたのであれば、思い切って「NO」と伝えてみる。嫌なことを「やめて」と、はっきり口に出してみるなど、小さな事からでもかまいません。

    一旦横に置いておき、自分の人生を楽しむ

    モラハラをされることで毎日頭がいっぱいでは、とてもじゃないですが神経がもちません。嫌なことやどうにもならないこと、モラハラ加害者がどうすれば治ってくれるかといった悩みを、一旦横に置いておくのも悪くはありません。

    その間は、自分の趣味に勤しんだり、会いたい人に合いに行ったりなどして、存分にリフレッシュ。モラハラ加害者のことなど、どうでもよくなるほど人生を楽しみましょう。

    そんなあなたの姿に何かを感じて、相手もモラハラそのものが全く意味のないものだったということに気付くことがあるかもしれません。

    すぐに結果を期待しない

    モラハラ気質の人間が完全に改心することは非常に難しく、本人に治す意志があったとしても相当な時間を要します。おそらくは幼少期から染みついてきた体質や生き方なので、半年〜年単位の月日が必要な場合もあると覚悟しておきましょう。

    それを踏まえ、すぐに結果を期待するのは禁物。良くなったり悪くなったりをくり返しながら、玉ねぎの皮をむくような丁寧さと根気が必要です。

    結果よりも、改善に向けて頑張る「努力」に目を向ける方が、相手との信頼関係を深めやすくなります。

    良いことは褒める、認める、感謝することを忘れない

    たとえモラハラ気質の人であっても、良いところはたくさんあるはずです。まずは、そこに目を向けてあげることが大切です。

    人を攻撃しないと心のバランスや自尊心が保てないように、モラハラ気質の人は自己肯定感が低く承認欲求が強いです。

    そのため、良い所は褒めること。出来ることは認めること。そして、感謝の気持ちを言葉で伝えることは常に意識しておきましょう。

    モラハラに対しては毅然とした態度を貫く

    相手のいき過ぎた要求を無理して叶えようとしたり、理不尽な暴言に対して素直に謝ったり。このような態度は、まわりにとっても本人にとっても良くないということは明らかです。

    モラハラに対しては毅然と立ち向かい「それでも暴言をやめてくれないのであれば、私はあなたから距離を置きます」といった線引きをしっかりとすることです。

    これまで従順だった人間が抵抗を始めることによって、本人もこれまでの「モラハラで言うことを聞かせる」というやり方が通用しなくなったということを理解していくことになります。

    場合によっては距離を置く

    モラハラ気質の人間そのものを変えようとするよりも、距離を置いて自分を守る方が賢明です。相手に関わることによって自分が傷つき、それでも「いつか分かってくれるかも」と信じることは、何より愚かで悲しい行為です。

    可能であれば距離を置き、できるだけ関わりを避けましょう。モラハラ行為でたくさんの人を傷つけ、周りから人を遠ざけるような人生を選んだのは、まぎれもなくその本人。

    同情して、我慢しながら寄り添う必要はありません。

    執着を捨てて縁を切る勇気も

    思い切って、相手との縁を切るという選択肢もあります。恋人であれば別れ、仕事であれば転職といった形が挙げられます。

    「一緒にいたいから、モラハラをやめて欲しい」「気持ちよく働きたいから、モラハラ上司に気に入られたい」。このような感情は、ある種の執着とも言えるかもしれません。

    一番大切にすべきは自分です。かけがえのない自分に対し、ひどい仕打ちをするような人や職場に、いつまでもしがみつく必要はありませせん。

    つらいとは思いますが、思い切って別れを告げる方が、幸せへの近道になることもあります。ちなみに、こういったケースは離れてみればスッキリするもの。

    「何であんな人といつまでも一緒にいたんだろう?」と、ほとんどの人が口をそろえて振り返るようです。

    まとめ

    モラハラ気質の人間が変わるかと言えば、結論的には「変わるのは非常に難しいけど、本人の意志次第で変われなくもない」といったところです。

    身近な人であればあるほど、「モラハラをやめて欲しい」「変わって欲しい」と思いたいのは自然なこと。しかしそれより有効なのは、相手と一定の距離を置き、自分自身の態度を変えること。そして自分を守ることです。

    本人に治す意志がある場合は、時間がかかることを理解し、すぐに結果を求めないことに気を付けることが大切です。

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